自然保育 森のたんけんたい インタビュー

木登りも楽しいよ!

森のたんけんたい代表兼常勤スタッフ・小林さんインタビュー

Q. この学び場に込めている思い

第一子のときに、自然の中の自主保育グループに参加し、子どもはもちろんですが、自分自身がすごく楽しい!ということに感動しました。
ところが、引っ越してからは似たグループが見つからず、旦那さんに「自分でつくれば?」と言われて、手探りで活動をスタートしました。
今は、未就園児のおさんぽ、幼児のための森のようちえん、小学生の土日クラスもやっています。
森のようちえんの魅力は、第一に、子どものペースに合わせ、主体性をもたせてあげられることです。
ただ、大人も子どもを放任するのではなく、必要なところでは入る、「過不足のない支援」が大切だと思います。
人を傷つけることはないように、でもなるべく自分の力で解決できるように見守っています。
第二の魅力に、自然の生きた材料を遊びや学びにできることです。
自然の多様性や変化の様子は、人工ではおよばないものがあり、子どもにとって最適だと感じます。
特に、森のたんけんたいでは、「探検隊」のイメージ通り、アクティブに歩いて色々な場所へ行き、新しいものを発見するわくわくドキドキ感を味わってもらいたいです。
現代は、人の暮らしと自然とのつながりが希薄になっていると感じます。
自然のものを利用して暮らしに役立つものを作ったり、作物を育てたり収穫したものを調理して自然の恵みに感謝していただいたりすることで、命のつながりや自然とくらしとのつながりを実感できるといいなと思っています。
ただ、幼児期には自然オンリーではなく、創作や劇などの表現活動も大事だと思っているので、今そうしたことの拠点を探し中です。
自然を主軸にしながらも、広がりやバランスをもった活動を、これからもまだまだ発展させていきたいと思っています。

常勤スタッフ(保育者)・熊谷さんインタビュー

Q. この学び場に込めている思い

小さい頃、すぐ横に山がある学童で育ち、自然の中で保育をすることに興味がありました。
大学の頃に森のようちえんを知りましたが、実際目にする機会がなく、パートの保育士をしながら、週末に小学生の自然体験のスタッフなどもしていました。
友人のつながりでこちらのスタッフ募集を知り、自分がやりたいのに近いと感じて、応募しました。
実際にスタッフをやらせていただくと、思っていた以上にのんびりしていました。
普通の保育園だと時間内に終わらせてしまいますが、ここでは子どものペースに合わせられます。
少人数だから、一人一人がはっきりと見えるんです。
また、縦割なので、同じ年齢で月齢が違ったりするのも補い合えます。
歩くのが遅い子がいても、それを怒る子もいません。
バラバラのようでまとまっているんです。
拠点にしている場所も、とても環境がいいところです。
リスやウサギや鳥などがいたり、木の実を食べることができたり、季節の植物や動物との出会いを楽しみながら過ごしています。

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