桧原シュタイナー土曜学校 インタビュー

授業の様子

保護者(お子さん小2)インタビュー

Q. なぜこの学び場を選んだのですか?

シュタイナーを取り入れた幼稚園に通わせていた時に、ここの体験授業に参加しました。
その時に、学びの楽しさと美しさを知り、夢の中で守られていた幼稚園から、パッと花咲くような美しい教育への流れを素直に感じ取ることができました。
全日のシュタイナー学校も考えましたが、公立学校での学びも欲しくて、土曜クラスを選びました。
幼稚園で自由にさせてもらったので、公立学校はキツい部分もあるようです。
でも、ここは安心できる場所となってくれて、とてもやんちゃで、子どもらしく過ごせています。
すべてを受け入れてくれる先生たちに守られ、不器用ながらも、手を動かすことも楽しんでいます。
いつも「上手に描けない。下手だから」と嫌がる絵画や工作なども、上手下手の結果ではなく、作る行程をしっかり楽しむことを教えてもらってます。
失敗しても「とても素敵だよ」と認めてもらって、とても嬉しそうに「こんなことしたよ!こんなことやってるんだよ!」といつも嬉しそうに教えてくれます。
お母さんの勉強会もあり、自分自身が安心感を持てるのもいいと思います。
公立に行きながら色んなものを見ることで、シュタイナー教育のよさを改めて感じてくれたらと思っています。

保護者(お子さん小2)インタビュー

Q. なぜこの学び場を選んだのですか?

本をきっかけにシュタイナー教育を知り、シュタイナー幼稚園に子どもを通わせました。
小学校は、子どもが近所の友達と一緒のところに行くのを楽しみにしていたこともあり、公立に入学しました。
ただ、私自身が、同じ価値観のお母さんや先生たちと、悩みを共有したり、相談をしたいという気持ちがありました。
それで、子どものためはもちろんですが、自分自身のためにも、土曜学校に通うことにしました。
公立学校のお母さんたちは、色んな考え方があって、なかなか話せないこともあります。
ここでは、担任の先生が、子どものことだけでなく、お母さんのことも聞いてくれます。
メールでも相談をすることもできます。
子どもにとっても、学校では宿題も多く、先生も厳しいようなので、ここはほっとする場所のようです。
子どももお母さんも、安心感も得られる場だと思います。

保護者(お子さん小6、小3/卒業生)インタビュー

Q. なぜこの学び場を選んだのですか?

自然育児友の会を通じてシュタイナー教育を知り、シュタイナー教育を取り入れた幼稚園に子どもを通わせました。
在園中に土曜学校立ち上げの話があり、公立以外の教育の場を作る、ということに感動して、立ち上げに参加しました。
自分を振り返ると、学童保育、という学外の場で体験したことが生きる力になったという想いがあり、我が子にも公教育以外にそういう場をつくってあげたいと思いました。
全日制シュタイナー学校と同じことは出来ませんが、現実の中で柔軟にやっていくことは、それはそれでよさがあります。
ここだけは守りたいという部分と、柔軟にする部分を考えながらやっていけたらと思っています。
運営に関わると、親や先生の色々な想いに触れることができ、知れば知るほどありがたいです。
いろいろな子どもがいますが、子ども同士がとても自然な姿でお互いを認め合っていると感じます。
今すぐ結果が出る教育ではありませんが、「その子らしさ」の核が少しでも残り続けてくれれば、その子の人生を歩いていけるのではと思います。
そして、大人になって自分の子どもを育てるときに、土曜学校というものを通してそこに親の願いがあったことを感じてもらえたら嬉しいです。

教師・Nさんインタビュー

Q. この学び場に込めている思い

20年近く公立学校の先生をしていましたが、公立の限界をずっと感じていました。
子どもに点数をつけること、運動会や行事での軍隊的な雰囲気、検定された教科書…その他、いろいろ。
悩みながらもシュタイナー教育の学習を重ねていましたが、シュタイナー教育の教員養成があることを知り、退職して養成講座に通いました。 
退職後は、不登校向けの子どもの教室をやりながら、シュタイナー以外の様々な教育にも触れました。
しかし、シュタイナー教育が最も心に響き、このために退職したのだと確信しました。
そんな時、 桧原シュタイナー土曜学校の立ち上げに関わることが出来、今に至っています。
今年度で、3回目の2年生担任です。
教科書がない中で、授業を創造するということは大変な作業ですが、教材準備、図書館通い、それは、子ども一人一人を思い浮かべながらの心躍るひとときです。
しかもその喜びは6年間続くのです。
土曜だけであっても、6年間通ったら、残るものは必ずあると確信しています。

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