子ども(11歳)インタビュー
Q. 君にとって、この学び場ってどんな場所?
学校に行ってたけど、お母さんが「行ってみない?」と言って、ここに見学に来て、楽しそうだったから入った。
毎日、自分のやることが決めれるところがいい。
本を読んだり、絵を描いたり、みんなと鬼ごっこしたり、ゲームしたり、公園とかにいくのが楽しい。
もっとまんじぇが大きくなって、お部屋とかも広くなったらいいな。
子ども(10歳)インタビュー
Q. 君にとって、この学び場ってどんな場所?
学校では、どうしてかはわからないけど、よく体調を崩したりして、身体に合ってなかった。
他の場所を探して、自由で楽しそうだったから、まんじぇに来た。
最初はビジターで週1から初めて、レギュラーになった。
みんなでわいわい過ごすことが楽しい。
朝のミーティングで、今日やりたいことを言って、絵を描いたり、好きな事がやれる。
でも、鬼ごっこがやりたい子がいても、他の子がみんなやりたくなかったら、やりたい子ができない。
だから、まんじぇにもっと人を増やしたい。
子ども(13歳)インタビュー
Q. 君にとって、この学び場ってどんな場所?
1年生の頃、少しだけ学校に行ったけど、あまり好きじゃなかった。
早起きしないといけなかったり、給食の時間が短くて、自分は全部遅かったから、ついていけなかった。
まんじぇに来て、だんだん友達が増えだしたら、楽しくなった。
自由なところが好き。
皆でお絵かきしたり、おにごっこしたりする。
やるたいことは、そのとき考えてるから、これからやりたいことはまだ分からない。
大変なこととか、困ったことはあんまりないけど、人数がもっと増えて、まんじぇが大きくなってほしい。
保護者(お子さん6歳)インタビュー
Q. なぜこの学び場を選んだのですか?
子どもを産む前から、学校は国にとって都合のいい人間を育てる場所だと感じていて、そういう環境に子どもを活かせたくないなと考えていました。
子どもが2歳くらいのとき、近所の児童館で今井さんの「新しい自由教育に学ぶ~」という勉強会のチラシを手にして、「これは私が求めてるものだ」と思って参加し、まんじぇを知りました。
こうした、子どもが力を発揮できる場があって、とてもありがたいです。
人間が持っている本来の力を生かさせてもらっている感じがします。
こうしなければならない、という価値観が増えてきていて、痛みや苦しみを避ける、失敗恐怖症のような傾向が世の中にある気がします。
でも、その先に、次元の違う喜びや楽しさや幸せがあって、何をやっても間違いはないんだから、皆もっとやりたいようにやっていいのに、と思っています。
だから自分の子どもにも、不安があることほど挑戦して、どんどん失敗してと言っています。
もちろん親としてはハラハラするけれど、それが自分の人生だから、本人が選ぶことを好きなようにして欲しい。
そして、わくわくして生きてもらえたら、と願っています。
デモクラティックスクールまんじぇ代表・今井さんインタビュー
Q. この学び場に込めている思い
小学校の頃から学校の先生になりたくて、夢叶って講師で3年勤めたのですが、「何かおかしい」と思うようになりました。
入学したての頃は勉強を楽しみにしていた子どもたちが、半年で嫌々モードになっていくのを見て、「学校に来ることで勉強が嫌いになっていくじゃないか」とショックでした。
そこで、グラスルーツ(アメリカのデモクラティックスクール)で1年間インターンをし、いつか自分でこんな学校をやりたいと思うようになりました。
その後フリースクールのスタッフをしたり、青年海外協力隊に行ったりしたのち、再度非常勤で公立学校に勤務しましたが、やっぱり「必要とされている教育はこれじゃない」という思いが強くなりました、
子どもの出産を機に、「教育を選択できることが大切」と考えて、子どもが小学校の年にここをオープンしました。
昔は不登校の子が多かったですが、今は最初からここを選んでくれる人が増えています。
学校に勤めていた頃は、勉強が分からないことで、子どもが「おれバカだから」と言うのも聞きましたが、その子に合った時期にやれば楽しく学べると思っています。
娘を見ていると、本が大好きで、漢字もいつのまにか読んでいます。算数がブームになったときもあり、とても楽しそうでした。
楽しんでやっているときのエネルギーはすごいものです。
今、まんじぇで、皆が楽しそうにしてるのを見るのが楽しいです。