子どもインタビュー
Q. 君にとって、この学校ってどんな場所?
●12歳男子:
縄跳び、走る、勉強、仕事(授業の道具を揃える/買い出しに行く)とか、やることがたくさんあって疲れるほど楽しい場所です。
木の時間(授業の1コマ)で、木を使って自分たちの作りたいものを作れるのも楽しいです!
●11歳女子:
あたらしく入ってきた子どもでも大人でも、だれとでも仲良くなれるところ!
保護者(娘10歳)インタビュー
Q. なぜこの学校を選んだのですか?
娘が不登校になってしまい、見るからに苦しそうだなあと思ったので、いろんな学校を探していたんです。
その時に、友人に紹介してもらったのがこの学校です。
学校のウェブサイトを見た時に、「まさにこれが探していた学校だ!」と思いました。
例えば、学校を説明する文章の中で「遊は、小さくて足りないものだらけです。」「集まったメンバーがアイデアを出しあい、意見を投げかけあい、できることをできるときに少しずつ積み重ねることで、一歩ずつ進んできました」という言葉を見た時に、何もない中で皆で何かを作っていくような環境が素敵だなと感じたんです。遊を卒業した子どもたちのことも、ずっと大人たちが見守っているのも素敵でした。
それと、公立の学校に通っていた時も親同士の繋がりはありましたが、困っている時に相談できたり本音を話せる人はいませんでした。けれど遊では、相談できたり本音を話せる保護者仲間がいるんです。
この学校は、娘の居場所でもあり、私の居場所でもあるんだなと思っています。
Q. どんな場面で子どもの成長を感じましたか?
お買い物に行ってぬいぐるみや遊び道具を見た時に、娘が「これは自分で作れるから」と発言するようになったんです。「これはね、こうやれば作れるんだよ。ここをこうやってこうしたら、もっと良くできるのになあ」って話してくれたり。
そういう子どもの姿を見ると、頼もしくなったなあと感じます。
娘には生後7ヶ月の妹がいるのですが、「私がおもちゃを作ってあげるの!」と話してくれて、遊の授業で作ったものを持って帰ってきてくれることもあります。
なんだか角がゴツゴツしてたりしますけどね(笑)
保護者(娘7歳)インタビュー
Q. 不安は無かったですか?
あまり不安はありませんでした。
私も夫も、学生時代に勉強していた事と、社会に出てから就いた仕事の分野が違うんです。そんなこともあって、国語や英語、数学のような基本的な科目は、本当に必要な学力があれば良いかなと思っています。
そして、基本的な科目だけでなくて、人とのコミュニケーションや物とのコミュニケーションをしっかり取れる子に育ってほしいなあと思っていました。遊はまさに、そういう子が育つ場所だなと感じています。
何より、入学した娘の笑顔を見て、これで良いなと思えました。
Q. どんな場面で子どもの成長を感じましたか?
遊に入学してから、正直娘よりも私の方がカルチャーショックを受けていたと思います(笑)
娘は今1年生なのですが、例えば「花」とか「月」といった文字を書く時に、一画一画クレヨンを変えてカラフルに書いているんです。そんな娘を見て、「私が通っていた普通の学校だと、こんな覚え方はしなかったな」とびっくりしました。親としても日々新しい発見があります。
娘自身も日々生き生きと育っていますが、親自身も良い意味で固定観念を崩されていきます。
代表インタビュー
Q. この学校に込めている思いを教えて下さい
今、時代が大きく変わってきていますが、どれだけ時代が変わっても普遍的な育ち方があると思っています。
7才なら7才、13才なら13才の時にしかできないこと、味わえないことがあると思うのです。
そのプロセスを大切にすることで、どんな時代でも生きていける力、自分で自分を育てる力をはぐくむことができるはずです。
最初は大人が育てるけれど、ある時から子どもが自分自身で育っていく時がくる。そこまでしっかり見守ることを大切にしています。
また、「現代のリズム」と「子どものリズム」は違います。
現代はパパッと調べれば何でもすぐに見つかるし、お金さえ出せば、たいていのものが簡単に手にはいる時代ですが、子ども時代から安易にその流れに乗ってしまうと、意志の力やひいては生命力さえ弱まってしまうと思うのです。
子どもたちには昼と夜、月の満ち欠け、四季の巡りと言った大きなリズムの中で、ゆったり呼吸してもらいたいのです。
また、音楽や詩のリズムもたっぷり吸収してほしいです。
スタッフ(6歳と11歳の保護者 兼 専科教師)インタビュー
この学校に興味がある親子へのメッセージ
学力の面で不安になる保護者さんもいらっしゃると思いますが、遊では、子どもたちが高校生になると高校検定試験を受け、大学以降の進路も歩めるようにサポートしています。
なにより、点数で計られるような、いわゆる学力以上のものが身につきます。
例えば、答えはひとつではないという柔軟な思考や、対象とじっくりと向き合う姿勢、失敗を恐れない創造性や、自分から学ぼうとする意欲など…人生の土台となるような力が、“身体ごと”培われていくのを感じています。
スタッフ(1,2年生担当)インタビュー
この学校に興味がある親子へのメッセージ
本当に子どものためになる事をするには、先生や親など、まわりの大人自身が学び続ける必要があると思うんです。
そうすることで、子どもたちの小さな変化の芽に気づき、適切に支えてあげられるからです。
遊という学校には、「足りない」状況が積極的に用意されています。みんな、何かを生み出し、変わり続けています。
子どものことでも、自分のことでも、何かを変えたい・変わりたいと思っている保護者さんにとっては、遊にはきっとその機会がたくさんあります!