検索結果

自由学園 初等部 インタビュー

田んぼでの作業

初等部部長・佐藤さんインタビュー

Q. この学校に込めている思い

母が小学校の教師だったので、自分も小学校の頃から先生になりたいと思っていました。
また、婦人之友(※1)の読者だった母の勧めで、高等科から自由学園に入学しました。

最高学部に進学し、自由学園での学びを活かす道を考えていたところ、二代目学園長の羽仁恵子先生から、初等部の教師はどうかと勧められました。
そして初等部の教師になり、2014年度から部長をさせていただくことになりました。

子どもとできるだけ一緒に「生活」をし、子どもたちの「学び」を見守っていきたいと思っています。
教室での勉強に加え、遊ぶ・食事をするなどすべての学校生活において、子どもが生き生きと今を過ごせるように、その環境を整えるのが教師の役割だと私たちは考えています。

自由学園が目指すのは、「よく生きる」ためのベースを育むことです。
これはテストでは判断できないし、本当は一生かけて学んでいくことかもしれません。
子どもの生命の中に、自分を育てる力があると信じ、可能性に満ちている子どもたちが、何にでも挑戦できる力を持てるよう手助けしていきたいと思っています。

Q.これからやっていきたいこと、より力を入れたいことは?

初等部として今後取り組んでいきたいことの一つは、環境教育です。
今も、芝生の手入れを子どもたちと一緒にしていますし、 昼食の残りを堆肥にして畑の肥料にし、そこで育てた作物をまた昼食でいただく食の循環なども実行しています。
さらにこの恵まれた環境を活かして、「自分の身の回りを気持ちよく整える」という意識を大切にした環境教育を行っていきたいと考えています。

もう一つは、自由学園の一貫教育です。全体のカリキュラムを見直し、教師が共有し合うことで、部と部のつながりをよりシームレスにしていきたいと考えています。
子どもたちの学びを深め、成長をスムーズにするような、一貫教育を目指していきたいです。

(※1 自由学園の創立者、羽仁もと子が1903年に立ち上げた「婦人之友社」が刊行している雑誌)

広報室・吉田さんインタビュー

Q. この学校に込めている思い

中等科~最高学部まで、自由学園で学びました。
卒業後約25年間企業に勤務していましたが、今の自分の土台を創ったこの学園のために、何かしたいと思っていました。
2012年度から現職に就いています。

なるべく現場に出て、学内のことを把握したいと思っています。
まめに教師室を訪ねて情報交換をしたり、昼食を毎日違う部でいただきます。昼食の時間は、報告などを通じて生徒の様子がよく分かります。

また、学園を知る方々から自分が知らない自由学園のお話を伺ったり、それをきっかけに調べたりして見学者やお問い合わせに対応できるよう準備しています。
そうして、自由学園のことを、外部の方にどう伝えたら正しく理解していただけるかを、常に考えています。

Q. これからやっていきたいこと、より力を入れたいことは?

近年、文科省の方針が転換してきて、自由学園が95年間実践してきたことが再評価されつつあります。
教育関係の方の取材や見学も増えているので、しっかり対応したいと思っています。

一方で、「自由」という言葉から、生徒が好き勝手にやる学校だと誤解されることもあります。
確かに、テストの点に置き換えられない部分を大切にしていますが、教科教育を疎かにしているわけではありません。
偏差値や競争の代わりに、自立やコミュニケーションを大切にしているということを、もっと正しく伝えていきたいです。

学園長・矢野さんインタビュー

Q. この学校に込めている思い

中等科~最高学部(大学に相当)まで、10年間自由学園に通っていました。
「自分たちのことは自分たちでやる」という教育方針が好きで、高等科の頃から「自由学園の先生になりたい」と思っていました。
4年半留学して自由学園に戻り、男子部中・高等科の英語教師になりました。
それから学園長のお話をいただいて、就任しました。
自由学園は2015年で95年目です。創立者が一代目、その三女が二代目……と続き、私が五代目です。

自由学園の理念は、「よく生きる人を育てる」ということです。
「よく生きる」とは、自分さえよければいいではなく、自分が属するところをよくするということです。

自由学園では、学習指導要領に基づいた教科教育に加えて、自分たちで学校の掃除をするのはもちろん、中高等科以上になれば、芝生や庭園の管理をしたり、昼食を作ったりします。
皆で力を合わせて、「学校をよりよくする」という経験をしながら、知識を自分のものとして身につけ、人間形成をしていきます。
それが、卒業してから「社会をよりよくする」という意識や力につながると考えています。

Q. これからやっていきたいこと、より力を入れたいことは?

学園長になって、創立者の理念を今の人に伝えていく使命があると感じ、改めて理念を共有することに努めています。
教師も、集まりで創立者の著作を読み理解を深めています。
児童・生徒たちにも、「同志・同学・同行の友」をはじめとする創立者の言葉などからその思いを伝えています。

自由学園では、教師も生徒も、共に理念を共有し学び合うという意味が込められています。
今も、生徒たちが様々なことを自分たちで工夫していますが、自治の力はもっと高められると思っています。
生徒たちも志をもって、「自分で自分を鍛える」という気概を持って欲しいです。
そして、自分の使命を持って、社会に出て欲しいと思っています。

関連記事

  1. 楽しいクリスマス会

    函館圏フリースクール・すまいる インタビュー

  2. おいしいごはんをパクパク

    名島保育園 インタビュー

  3. 校舎外観

    北海道シュタイナー学園いずみの学校 初・中等部 インタビュー

  4. 授業風景1

    京田辺シュタイナー学校 インタビュー

  5. みんなで森・川へ!

    地球自然学校 大地虹色 インタビュー

  6. 3~5歳は縦割りクラス

    さくらがおかみなみ園・さくらがおかこども園 インタビュー