デモクラティックスクール つながるひろば インタビュー

ラジオ出演

保護者(15歳の息子/13歳の娘/10歳の息子)インタビュー

Q. なぜこのスクールを選んだのですか?

幼稚園の頃から3人とも集団行動に違和感があったり、周りと競い合うこと、比較されることを嫌がることがありました。

そして長男が小学5年生の時に学校に行かなくなり、長女と次男も続けて不登校になりました。

はじめは親として不安でどうしようと思っていましたが、当時年長だった次男が「毎日みんな一斉に同じ事をするのって、おかしくない?」と話してきて、確かにそうだなと納得する部分がありました。

私自身も小学生の時に周りへの違和感や行きたくない気持ちがありましたし、子ども達にはもっと自由な学びが得られる場所で育って欲しいなと思い、栃木県の学び場を調べた時にここ(つながるひろば)を見つけました。

その後見学に行った際、そこにいた子ども達が楽しそうに学んでいる姿を見たり、代表の宇賀神さんとも共感し合える部分がいくつもあったので、ここを選びました。

Q. 不安は無かったですか?

まずは私が代表の宇賀神さんと会い、お話を重ねる中で信頼関係を築きました。

ただ、うちの子はかなり繊細なのでいきなり連れて行く事はしませんでした。

なので、はじめは私が何度か見学に行き、その話を子ども達にしている内に、まずは長男が興味を持って通い始めて長女と次男も続いて通うようになりました。

時間はかかりましたが、私だけでなく子ども達にとっても安心できる場所になっています。

Q. どんな場面で子どもの成長を感じましたか?

長女の話なんですが、娘はここに通う前まで「不登校なんて自分しかいない」と思い込んでいたようで。

でも、この場所に来てから他にもいろんな子ども達がいると知って、自分自身で不登校について考え直したり、自分と向き合い自分らしく進んでいけば良いんだと考えるようになっています。

今も娘は自問自答の毎日ですが、以前は泣きながら「学校には通わないといけないんだ」と言っていたので、娘も変わって来たんだなあと感じます。

この学び場に興味がある保護者へのメッセージ

ここには、学校じゃあまり学べない事、体験できない事があります。

例えばうちの長男は昆虫が大好きで、解剖や生態の研究にも興味があるんです。

学校の一斉授業ではこういった自分の関心を深く掘り下げる事は出来ないと思いますが、つながるひろばに来れば昆虫を研究している大人達に出会って一緒に学ぶ事も出来ます。

ぜひ気軽に遊びにきてくださいね。

保護者(16歳の娘/12歳の息子/10歳の息子)インタビュー

Q. なぜこの学び場を選んだのですか?

長女が中1の頃に学校に通わなくなってから、長男と次男も学校に行かなくなりました。

通学路でちょっとふざけていただけで学校に報告されて怒られたり、些細な事でも毎日のように家に電話がかかってきて、母親の私としても学校に毎日監視されているようで物凄く窮屈だなあと感じていました。

そんな時、天外伺朗(てんげしろう/元ソニー役員)さんの「生きる力の強い子を育てる」という本を読んで、責任が伴う自由を子ども達が学んで行く教育と紹介されていたサドベリー教育に共感したんです。

そしてまた、同じくらいの時期に教育がテーマの講演会に行った際「栃木でサドベリー教育を行っています」と話している代表の宇賀神さんに出会いました。
そこで実際に話を聞いてみて、子どもにとってもここが良いんじゃないかと感じて決めました。

Q. 不安は無かったですか?

子どもと一緒に見学に行った時に、スタッフさん達が子どもにあーだこーだと指示するのではなく、ただただ見守ってくれていたので安心できるなあと思いました。

ただ、子どもは最初の頃はやっぱり不安そうでしたね。けれど少しずつ通うようになり、今は表情を見ると「ああ、子どももこの場所で安心できているんだな」と感じています。

Q. どんな場面で子どもの成長を感じましたか?

長男は、幼稚園の頃は友達もいっぱいいて周りと勝負したりして楽しむことが大好きでした。

ただ、幼稚園と小学校の学区が変わって、小学校には友達があまりおらず。それから、休み時間中に蜂を捕まえた等の息子のちょっとした行動が友達にも先生にもしょっちゅう突つかれたり、あれはダメそれもダメと否定される事ばかりになってからグレ始めてしまったんです。

その後この場所に来て、自分の事を受け入れてくれる大人達に出会えるようになってから、息子の幼稚園の頃のようなイキイキとした姿が少しずつ戻って来た気がしています。

学校に通っていた時にはほとんど笑っていなかったけれど、ここに来てからはたくさん笑うようになったのも良かったなあと思っています。

この学び場に興味がある保護者へのメッセージ

ここでは、当事者としての気持ちを分かり合える親とつながる事が出来ます。

親としてはなかなか周りに言えない悩みもあると思いますが、スタッフの方達もとても優しくて理解してくれる方なので、安心してこの場所に来てみてくださいね。

代表 宇賀神雄太さん インタビュー

Q. この学び場に込めている思い

「無理に毎日通わなくていいからね。君のペースで一緒に考えていこうね。」と、1人ひとりが持つ違う個性に合わせた学びを作って行くことを大切にしています。

また、スクールに関わる人だけでなく、地域の方々や公教育の先生達にも人それぞれ学び方に違いがあること、子ども主体の学びの様子を伝える機会を作っています。

地域全体が子どもの多様な学び方を理解・尊重して、違う個性を持った子ども達がそれぞれ安心して育っていける地域を皆で繋がりあって作っていきたいと思っています。

Q. この学び場に興味がある親子へのメッセージ

子どもが学校に行きづらくなったり、学校の教育に何か違和感を持ち始めたりしたら、1人で抱え込まずに気軽にここに来てほしいなと思います。

様な学び方を紹介するイベントや親同士がしゃべり合う会等も月に1回くらいのペースで行っているので、ぜひ気兼ねなくご参加ください。(1人で参加される方もたくさんいらっしゃいます。)

子ども1人1人に合った学びを一緒に考える人たちのつながりがここにはあるので、まずは私たちと一緒につながって、話してみませんか?

スタッフインタビュー

Q. この学び場に込めている思い

子どもだけでなく、親にも笑顔になってもらいたいなと思っています。

親がホッとする事で、子どもが安心して顔を出してくれるようにもなるので。

子どもと接する際は、何か指示するわけではなく、ただただ見守っています。

それと、僕は釣りやバードウォッチングやテニスが好きで、そこに興味を持っている子もいます。

子ども達それぞれの興味や関心にもしっかり寄り添っていきたいなと思っています。

Q. この学び場に興味がある親子へのメッセージ

まずは保護者さんに、ここを見に来てもらえたらなと思います。

お子さんを無理やり連れてこようとする必要は一切ありません。

親同士で、お互いの気持ちや悩みを分かち合ってもらえたらなと思います。

関連記事

  1. 清水公園でアスレチック

    共育ステーション 地球の家 インタビュー

  2. 3~5歳は縦割りクラス

    さくらがおかみなみ園・さくらがおかこども園 インタビュー

  3. 校舎は広い古民家

    デモクラティックスクール まっくろくろすけ インタビュー

  4. 田んぼでの作業

    自由学園 初等部 インタビュー

  5. 校舎外観

    北海道シュタイナー学園いずみの学校 初・中等部 インタビュー

  6. 大人と子どもが育ち合う

    森のようちえん ピッコロ インタビュー